仕事で担当したとあるおじいちゃん
事前に申し送りを読むとものすごい数のコメントあり。
「人の言葉尻を捉えて揚げ足をとるので注意」
「担当者の発言で慰謝料を請求、支店長がお詫びに訪問」
など・・
身構えますよね、そりゃ。
しかも内容はどう考えてもこっちには非がないこと。
かけると「今〇〇だから5分後にかけて」
「今〇〇だから15分後にかけなおして」と好き放題。試されてる?と感じつつも3度目でようやく話ができました。
あちこちに不満があるようで、ここの担当者、警察、役所
「嘘ばっかりいうから辞めさせてやった」
「非を認めて謝ったけど左遷させた」
普段なら💢イラっとして「こんな人に負けない!」とスイッチが入るのですが何故かこの人に対してはそう思えなかった。
話もどこまで本当かすらわからないような話だったけれど、事故に合ってしばらくは自分で生活してたけど今は生活保護をもらっているというのは多分本当なんだろうなと思った。
一人暮らしのお年寄りで、できる限りの虚勢を張って生きているんだろうと思うと怒りより可哀想だなという気持ちが先に来てしまいました。
こういう人達って何が楽しみで生きているんだろう。生活の中で何か楽しみを見つけているのかな。
おそらくあちこちの企業や、役所、病院に電話をしまくってるのは間違いないと思うけれどそれが生きがいになっているのかもしれない。
それが唯一の社会とのつながりかもしれません。
話半分聞いてた感じだけど、相槌だけは心を込めてしたつもり。
その甲斐あってか、時間はかかったけれど穏やかに電話を終えることが出来ました。
余計なお世話だけど辛い人生だなー
有吉さんのラジオで上島さんの葬儀の様子を語ってました。
家族葬ってことにしたけど皆「自分も家族だっ!」と来るそう。
そして皆が「ありがとう」と声を掛けていたとのこた。
今私が死んでしまってもありがとうと声を掛けてくれる人なんて皆無だなと改めて思う。
人に何を残せるか、死んだ時にその人の真価はわかるというけれど・・
自分の残りの人生の過ごし方考えさせられる出来事でありました。