ちょっとした皇室フリークの私は今日は特別な思いがある日です。
天皇が最後のお言葉の中で、美智子さまのことを表立ってではないけど、さりげなく全国民に向けて愛情こもった感謝の言葉を発したのを聞いて、これを裏で聞いていた美智子様はどれだけ嬉しかっただろうと思いました。
美智子さまのこと、ここで触れる必要はなかったのかもしれません。でもここで公に感謝の言葉を述べたことに天皇の意思を感じました。
まるで「うちの奥さんすごいでしょ！めっちゃいい人なんです。自慢の奥さんなんです」って言ってるように聞こえました。
毎日毎日愛してるって言われるより、こうして大事なところでトドメの一言言われた方が人生トータルで嬉しさの量は上かもしれません。
向田邦子さんの「父の詫び状」を思い出します。
私も最後に
「お前はいい奥さんではなかったけど、おかげで毎日刺激があってよかった」とでも言ってもらえたら嬉しいかな？
皇室フリークというより、美智子さまのファンなのです。
被災地訪問である避難所を訪れたとき、そこにいた年配の被災者に美智子さまが、
「生きていてくださってありがとう」とおっしゃったのを聞きました。
その言葉を聞いてホントにビックリしました。
「ご無事でなによりです」ぐらいは私も思いつきます。でも、そんな言葉どう私の中の良心かき集めても出てこない。
この人すごい人だ！と思いました。
元々素養があったのか、皇室での多くの苦労や経験がこんな言葉を生み出したのか。
退位後に穏やかな毎日が待っていることを一国民として願います。
