今日は休み最終日、職場近くのホテルに泊まって明日そこから出勤しようとしましたが面倒くさくなりやめました。
遅い朝食が終わりベッドでNetflixを見ていたら、旦那さんと子供と入れ替わり立ち替わりに「お昼はどうすると?」「何時になる?」と私がお昼作るの前提で聞いてくる。
皆んな同じようにくつろいでいるのにどうして私が作るのが大前提になってる訳??
朝食が終わった後もしれーっと皆んな後片付けせずに部屋に戻るし・・
もーーー💢となりましたが、躾が悪かったと諦めるしかないですね。
午後からはNetflixで浅草キッド見て林真理子さんの「8050」読んで・・
いやーーーどっちも良かったです。
浅草キッドは、
師匠と弟子という今ではほぼなくなったシステムで、今はそんなの非効率的だというのが主流になっている時代で私もどっちかというとそっちに賛同する方なんですが・・
昭和のこの空気感の中この師匠という人がいた人たちは目に見えない何かを受け継いでるはずで。
それがなくなった今の子たちは可哀想かなとも思えます(言ってること矛盾してるよなー)
一見無用に思えることが実はとても大事だったりするのですが、それは後にならないと気づかない場合が多く。
親以外から自分の核となる何かを叩き込まれた人って羨ましいとも思えました。
とにかく役者さんが全員よかった。
日本のドラマの弊害と言われてる初めにキャスティングありきでないNetflixというところが良かったのかな。
監督の劇団ひとりさんスゴイ!
僕は深見師匠のような芸人としてのポリシーとか、あるはあるかもしれないですが、賢く生きなきゃと思って生活しているので、だからこそ深見師匠みたいな人に憧れるんだと思います。僕はむやみやたらに人と争わないし、長い物には巻かれるし、スポンサーの顔色も窺うし、SNSで炎上しないようにも気を付けています。時には自分の意見と違うときでも、世の中の顔色を伺って発言するような人間なので、こういう人たちに憧れるんです。
世の中はどんどん僕みたいな人間ばっかりになっていると思います。でも、深見師匠は自分で自分の足を引っ張るような生き方をしていますから。お金がないのに店に行ったら必ず店員さんに1万円渡すっていうんです。しかも、お礼を言われるのが嫌だからって、お店を出た後にたけしさんにお金渡して「チップ渡してこい」って言うんです。
結婚していますし、お金もないから、今だったら許されないと思います。深見師匠みたいな生き方は僕にはできないけれど、そういう人を素敵だなと思ったり、憧れたりする気持ちだけはせめて忘れないようにいたいです。
長いけどひとりさんのインタビューでその通り!と思える箇所があったので引用させてもらいました。
私も基本常識的な人が好きです。
破天荒な人は避けて通るタイプなんですが、劇中の深見師匠のような人を「ステキ」と思える感性は持っていたい。
そして、そんな旦那さんを何も言わず支え続けた奥さん(鈴木保奈美さんが演じた役)も私にはできないけど憧れます。
そして芸術というのはそういう人達から生まれることが多いもんです(全てではないとは思うけど)
1番泣いたのは最後クジラや🐳で師匠と再会して飲んだ時ヒールを👠揃えていたところです。
ホントいい映画でした。
Netflixにわざわざ入ってでも見る価値あると思います。
もう一つの「8050」はとても重い内容ですが、因果応報(完全にではなくても)になっていたのが救われました。
引きこもりになりました→裁判にして勝ちました→立ち直りました
大筋で言えばこうなんでしょうが、そこまでスッキリとはしてません。勧善懲悪の時代劇みたいな感じではないです。
このことで失うものも沢山あります。
ただ希望の光は見えてるので絶望感はないです。
後半の夫婦の諍いの場面など、私はどっちかというと旦那さんタイプ(全て自分が正しいと思ってるタイプ)なので胸がキリキリします。
現実はもっともっと厳しいのかもしれないけど、ひとりでもこうして立ち直ってほしいです。
我が子の周りにも少なからずいた子たち。
イヤイヤもっと遡れば私の高校時代にもいた人。
学校には来ていたけど、一言も喋ることなく終わった人。誰もいじめてはいなかったけれど、誰も救いの手も差し伸べてはいなかったなー
あの子はどうしてあんなに無口だったんだろう。
全ての子にとって学校と家庭が楽しい場所でありますように。
今日は良い本と映画に出会えていい一日になりました。
ということはいいお正月だったということですね。