去年からずっとずっといきたかった長沢芦雪展ようやく行ってきました。
ホントは和歌山までこの絵を見に行くつもりが、大阪で展覧会あるじゃん!じゃあ今度大阪行った時に行こう!
イヤイヤ、そのあと九州国立博物館にも来るじゃん!!ということがわかり、随分と待ちましたがようやく来ることができました。
子供と一緒に行こうと約束してたのに、子供は一足早く大阪で見てきてしまいました。
歴史とか、美術館巡りとか好きではあったけどそれほど詳しい訳ではなかった私。
日本画家も、狩野永徳とか、伊藤若冲とか、俵屋宗達とか・・その辺の有名な人は勿論知ってたけど・・
それが、京都にたびたびくるようになり、美術館とかもよく行くようになって初めて長沢芦雪を知ったのは嵐山にある福田美術館でした。
とても素敵な絵で気に入ってました(しかも福田美術館は撮影できた!!)
今回この絵も来てたのでびっくり‼️
そんなことで、長沢芦雪を知り、調べて他にもいい絵が沢山あると知り、ようやく虎の絵の前に立ったら何だか知らないけど涙が出てきました。
こんなところでハンカチだして泣いてるおばさんヤバいよね・・とは思ったけど。
ここ5、6年子供のことで色々と辛いことがありました。コロナ禍もあったし。
第一志望の大学に受かっていれば関東に住んでいたはずの子供。
そしたら私がこんなに京都通いをすることもなかったはず。
コロナ禍がなければきっとまだ海外ばっかに目を向けていて京都は選択肢には入らなかったはず。
色んな偶然が重なり、こんなにも頻繁に京都に行くようになり、そして長沢芦雪、池大雅、竹内栖鳳など素敵な画家さんが沢山いることを知りました。
そうじゃなかったら今日こうして九州国立博物館に来ることもなかったはず。
そして、この素晴らしい襖絵も一生見ることはなかったかもしれない。
嫌な思いも沢山したけど、そのおかげでこうして違う景色が見ることができた。
子供が大学に受かってれば出会うことはなかったかもしれない絵を前にして不思議な気持ちになりました。
人生ってわからないものです。
京都に行くようになり、日本画に目覚め(ってほど詳しくはないけど)、国宝建築物をライフワークに定めるようになるなんて、確かに10年前は思ってもみなかったな。
ありがとう、子供を落としてくれた某大学さん。
おかげで素晴らしい絵と出会えました。
ホントにホントに長沢芦雪展よかったーー