結局、午前中1時間夕方2時間くらい話しました(LINEの有り難さをひしひし感じます)
午前中は、相変わらず呑気な子供で何も異変は感じられませんでした。でも夕方、私は聞き役に徹したら何かいつもと違うと気づきました。
元々口は達者な子供です。でも今日の子供は何て説明していいか分からず言葉に詰まることがかなり多く、説明も理路整然としていないのです。
聞いていて、ん?どういうこと?と思うことが度々あり・・
やっぱりこの子は鬱なのか・・という気持ちが大きくなりました。
私もカウンセラーの人と話したいと言いました。直接子供と話をした人に聞いてみたかったからです。
聞いてみるとはいったものの大学に常駐しているわけではなさそうなので、時間的に難しそうでした。仕方ないと子供に直接聞くことにしました。
「疲れてる?心も身体も・・?」と聞くと
「うーん。疲れてるかも」と言われましたが、
「カウンセラーの人は鬱ではなさそうやねーとは言ってた」と向こうから察してくれて言ってくれました。!
それが正しい見立てかどうかはわかりませんが、ひと安心でした。
もう一つどうしても聞きたかったことも聞きました。
「私が(留学に)行かせた?」と。
元々本人はそれほど留学に興味はなかったと思います。私の家は私も私の父(戦前の話です)留学しています。
私と父もそれを活かした職につくことも出来ず社会的に成功とも言えず何のために留学したのやら・・ですがそれでもあの一年は人生の中で一番有意義な時間だったと信じてるのです。だからこそ、子供にもそれを味わって欲しくて勧めてはいました。
子供は言いました。
「いや、自分が行きたいと思った」と。
「たった3ヶ月だったけど、色んなこと経験したでしょ?」「日本では考えたことすらなかったこと色々考えさせられたでしょ?」
「日本で暮らすより濃い日々だったでしょ?
それを味わって欲しかったんだよ。たった3ヶ月だけど無駄ではなかったと思うよ。」と。
「改めて楽しかったの?」と聞くと
「ルーミー(ルームメイト)とはめっちゃ仲良くなったし、サークルで〇〇大の院生(日本人で、子供が落ちた大学の人)ともめっちゃ仲良くなった」
じゃあ何故???
頭からその言葉が消えません。
で、よくよく話を聞くとポツリと
同じクラスの日本人同士の仲が親密すぎて入り込めなかったと言いました。
えー、まさかの日本人との付き合いで?
私にしてみれば、昨年九州から関西に出てそこに馴染む方が余程大変だと思うのですが、昨年一人暮らし始めたばかりの子供は「めっちゃ楽しい!」と私を悲しませるほど(もう少しホームシックになって欲しかった)関西生活を満喫していました。
子供はこう言いました。
「保育園から始まって友達作りで苦労したことなんかなかった。」
それが初めてつまづいたそうなんです。
一人も友達がいなかったわけでなく来なくなった子供を心配してLINEなどくれる人はいたようなのですが・・
どうして・・?
たったそれだけのことで?
あるいは他に理由はまだあるのかもしれませんが、この日これなのかな?とわかったのはこれだけでした。
授業はついて行けていた。プレゼンとかも自分は苦手な方ではない。
そしたら他に思い当たることはありません。
そして福岡堅樹くんの話もしました。
福岡堅樹くんは浪人して他の医学部なら受かると言われたのに(ラグビーをするなら筑波大でないとということで)筑波大医学部を受け失敗し、後期で筑波の他の学部に入りました。
もし、あの時医学部に入っていたら今年のあの活躍は多分なかった。
人生日々色んな選択をしながら今日に至ってる訳だけど、後で考えて今回のことがあったから今があると思える日も来るかもしれないよと伝えました。
そしたら「今からが大事ということやね」とポツリと言いました。
今回のことは本当に青天の霹靂で、ただただ、びっくりしてしまいましたが、まだ終わったわけでない。
子供も今回初めて自分の性格について色んな大人と話して気付いたことも多かったようです。
人生無駄なことは一つもない。
私の大好きな言葉です。
いつかそんな事あったねーと思える日が来るように生きていきたいと思います。
続く