昨日から泊まってるホテルでベットに寝転んで本を読んでます。
読み疲れて外に目をやると、湖に漕ぎ出す小舟が見えたり・・
なんて贅沢な時間を過ごしているんだろうと思います。
今回の旅行は車で来たのでたくさん図書館で借りて持ってきました。
まずは、
たゆたえども沈まず
を読み終え、
熱帯
を読んでます。
たゆたえども沈まずはゴッホの話ですが、ちょうど昨日若冲展に行ったこともあって、もしゴッホが若冲を知ったらどうだったんだろう、なんてことを考えながら見てました。
ゴッホの絵は生前に全く売れなかったことは知ってたし、テオのことも知ってましたが・・
想像以上の悲惨な人生でした。
今これだけの評価を得ているのを本人が知ったらどう思うんでしょうね。
ちょうど昨日ダウンタウンの番組で知名度ランキングをやっていて・・そう思いました。
ゴッホを知らない人なんてまずいないと思うし。
私は「卑弥呼」を一位予想したのですが、100位にも入らず(涙)
結果はタモリさんでしたね。
で、次に森見登美彦さんの熱帯を読み始めました。
その中に
「確かに小説がなくても生きていけます。でも面白い小説が読み切れないほどあるということはそれだけで無条件で良いこと、それだけでステキなこと、みんなよく頑張った。人類万歳!そう思えたんですよ」という一文がありました。
趣味は読書とも言えないくらいの読書量ですが、ホントにその通りだなあと思います。
こうして景色のいいところでまったりと本を読んでいる時間は何物にも替え難く、こんなに贅沢でいいの?と思ってしまいます。
辛いことがあると、図書館の棚を思い出します。
こんなに世の中には私の読んでない本がまだある。
まだ、死ぬわけにはいかないと。
間もなくチェックアウトの時間です。
ベッドの裏の机では子供がオンライン授業を受けています。
数学みたいです。
あーでもない。こーでもないとブツブツ言ってます。
「そうか、半分にすればいいのか」とか聞こえてくるので、
「ガリレオかっ!」
と突っ込むと
「レベルは違うけどね」
と返ってきました。
旦那さんも久々仕事を離れてゆっくりしてます。
これからもこんな時間をたまには持てるように仕事頑張ろうと思います。