子供が仕事帰り話があると台所へやってきました。
留学を途中で辞めたことで、返還しなければいけないお金と、返ってくるお金とあってその話でした。
一体この留学でいくらのお金がかかったか計算してみなさいと前に話していたのに一向にやってなさそうだったので、
「かかったお金の計算もせずによくそんな話ができるね。例えば友達から一緒に行く旅行代50万ちょうだいって言われて、内訳教えてと言ったらわからないと言われたのと同じだよ」
「お金の計算が終わるまでは振り込みしません」と言ったら流石に重い腰を上げました。
留学の資料を片手に計算してたけど、予想通り色んなものが抜け落ちてる。
●東京までビザ取りに行った交通費は?
●荷物持って返ってきた引越し費用は?
●退去でかかった費用は?
など漏れてるところを再計算して100ん十万年という金額が出ました(生活費や日本の大学の授業料は除く)
帰ってからあまり留学については触れてきませんでしたが、今しかないと思い聞いてみました。
「これ(表)見てどう思う?」
「一年いたんならそれだけかかっても仕方ないけど、たった4ヶ月でこれだけかかったというこの金額を目の当たりにしてどう思う?」
「(留学は)楽しかった。いろんな人と話せてよかった。
行かなければよかったとは言いたくない。」
そう言いました。そして、
「このお金をドブに捨てたと言わないようにこれから頑張るしかない」
「結局何が原因だったと思う?」
どうしても分からずモヤモヤしていることを聞きました。
「結局こういうことができなかったことだろうね〜」
自分の予定を管理すること(今回も高いスケジュール帳を帰国してすぐ買いましたが、呆れたことに普段持ち歩いてないとのこと。何のためのスケジュール帳だ!)やこうしてキチンと記録に残すこと。
「あとは、ちょっと危なくなった時に誰かに相談したり頼ることができなかったからだと思う」
前に聞いたこととほぼ同じ答えでした。
本当にそれだけ?それだけでこんな大ごとになる?ホントは何か隠してないか子供の表情を覗き込みましたが結局わかりませんでした。
「留学にかかった費用を、書き出してみてどう思った?」
「薄々は気づいていたけど・・」
「今イヤイヤ行ってるバイトが月15万稼ぐとして10ヶ月分くらいの給料を捨てたと同じだよ。私なんて社保引かれたら8万くらいしか残らないから20ヶ月働かないとこの金額にならないんだよ・・これがどれだけ大きな金額かわかる?」
自分の甘い考えでどれだけ無駄なことをしたのかわかってほしい。
でも、キチンと卒業してちゃんと就職すれば(うまくいけば)一回のボーナスでペイできるかもしれない金額であることも確か。
これを糧にして頑張ってほしい。
反省がなければ次に進む動力は得られない。
子供に足りないのはその動力の掴み方だと思う。キチンと数字やわかりやすい何かで振り返りをしないと漠然としたものでは反省もできなかったんだと思う。
とりあえず全てのことを(スマホでなく)紙に記録を残しなさいと伝えました。
今は毎週同じ曜日が休みだけど、それでも仕事の日はスケジュール帳に書く!
買った原チャリの値段🛵、保険料、メーター数はメモに残す!
「何で?」と聞かれたので
「次に売るときの為に」と言うと
「あーそう言うことね」
「とりあえず持ち歩かないスケジュール帳は、日記帳と同じだから!!!」
子供かっ!と情けなくなることも多々あるけど、仕事をこれからしていく上でスケジュールなどの管理調整は絶対に避けては通れないところ。
矯正してやれるのは私しかいないし、最後のチャンスだと思うのでしつこいくらいにやっていくつもりです。
今回のお金は高いテキスト代だったと思うしかない。この金額を見て何か感じるはず!それだけを信じて・・
とりあえず「100万は親への借金だからね。
就職したら返してね」と伝えています。
返ってくるかな??
期待して待ちましょう。