私は特に予定もない日曜日
子供は高校の卒業式の後の部活に午後から顔を出すということだった(部活するの?このご時世にとは思ったが)
朝子供はかなり前に送ってきていた新しいアパートの契約書類を見ていた。
「自分でやるから構うな」と言われて気にはしつつも、そこまで言うならと全く今までタッチしていませんでした。
どうも雰囲気からして今日初めて書類を見ている気がする・・怪しい・・あやしいぞー
今月下旬には入居するはずなのにそんなに悠長なことでいいのか?
この辺りでかなりイライラしてきた私。
堪らず声を掛けた。
「契約書類の返送っていつまで?」
慌てて書類をめくり出す子供。そして「2月28日まででした」という。
終わってるじゃん!!
予想通り書類は受け取ったものの中身は一切チェックしてなかったと言う。
あれだけ「自分でやるから任せとけ!」と大見得切ってこれですか?
呆れるやら🤦♀️情けないやら・・
あまりのことに腹が立ち、手も出し口も出し・・でかなりキツく叱りつけました。
「任せてと言った以上言った人に責任があるよねー」とコンコンと説明した後に、ふとチュートリアルの徳井さんのことが頭に浮かんだ。
散々、留学が終わって帰ってきたときに話はしたはず。留学を途中で終えなければいけなかった原因も元を辿れば課題の提出日を忘れていたことから始まった。
元々課題の提出日を忘れるなんて有り得ないよと。必要なことは記録に残していくべきだと帰宅後すぐ高いお金を出してスケジュール帳を買った。
なのに・・・
3ヶ月経って
結局を同じことを繰り返している。
これは治らないんだ。
私も悟った。
語弊があるかもしれないけど、
この子は脳のその機能を司ってるところに
障害があるんだ。
だからいくらそこを直そうとしてもしても
無理なんだと急に私の中
考えが変わりました。
徳井さんも多分同じなんだろう。
信じられないくらいに
その辺が無頓着だったと周りの証言も多く、
悪意があってやってるようには見えない。
多分どうやっても出来ないんだろう
(本人はそれを重々わかってるはずだから、何とかするべきだったけど)
子供も直接は見てる訳ではないけど、仕事はそつなくこなしている気がする。
徳井さんも仕事をドタキャンしたとか、
遅刻魔だったとは聞かない。
子供曰く仕事関係の書類(派遣会社からの契約書)はすぐ目を通しているらしく何故だろうと。
そこは仕事だから
スイッチが切り替わっているのか、
それほど量的には多くない書類だから
開けてるのかはわかりません。
とにかくもう根本から変えるのは無理だと判断しました。「じゃあ何ができるか、どうしたら困らないかを考えていこう!」そう子供に提案しました。
今回の契約に住民票がいります。
じゃあ金曜日に住民票がいると気づいたらどうする?流れを説明してと言いました。
普通の答えは
「住民票がいる」→「明日明後日は土日で役所は閉まってるな」→「来週の仕事のシフト確認しよう」→「月曜日は仕事で無理だ」→「火曜なら行ける」→「締切に間に合うな」
締切に間に合わない時は、
「土日で住民票もらえる手段はないかな?」
「役所土日開いてないかな?」
「誰が他の人に行ってもらう」
「仕事場の近くで取る方法はないかな」
とか更に考えていけばいい。
だと思うのですが・・
子供に聞いた答えは
「住民票がいる」→「締切いつかな?」→「じゃあ何日までにいけば間に合うな」
でした。
明らかに思考回路がおかしい。
私が「イヤイヤ・・・」というと、
子供も気づいたようで、「だから締切がずっと先だったり、締切日がなかったりすると忘れるんだ」と言いました。
今できることを何故後にまわす?
出来ることからやっていくべきだよね。それが重なったら優先順位をつけていくんだよね。と。
勉強ではほぼ心配することがなかったから私も気づかないフリをしていましたが、この先これで大丈夫だろうか本当に心配になってきました。治らない病気なら、対処療法しかない。
今日これに私が気付けただけ良かったのかもしれません。
私もめちゃくちゃ適当な人間でしょっちゅうモノをなくしたり忘れたりします(これは子供に遺伝しなかったのでよかった)
なので唯一気を付けていることは電車やバスでは降りる時必ず振り返って忘れ物がないか確認するようにしてます。ずっと何度も何度もやって身体に叩き込んで習慣にすることができました。
子供もこの方式でやるしかないと思います。
徹底的に繰り返す。
どういうやり方がいいのか、まだ手探りですが子供が自分自身で見つけていかないといけないと思うし、私もアドバイスできることがあればしたいと思います。
このまま就職すると考えると怖いです。
そういえば小学校低学年の頃担任の先生が、子供が目の前のものを処理しないまま、他の作業に移ることが多いという話をしていて、
「〇〇ちゃんは色んなものに興味があるから・・」とむしろ褒めてくれるように話してくれたことがありました。
私自身は「ん?」と思ったものの、いつも厳しい先生がそういうんだったら・・と自分を納得させましたが、まさしく今直面している問題そのものだなとその時のことを思い出しました。
とにかくメモに残して見返すクセさえつけておけば、忘れることはない。習慣になるまでしつこく何度でも言うしかないと腹を括りました。
人に迷惑をかけない人間に育て上げて社会に送り出さねば!
デッドラインギリギリですが頑張ります。