車の中でたまたま流れていたテレビが探偵ナイトスクープの再放送でした。
運転しながら聞いていた（見てた）話で号泣してしまいました。
吹奏楽をやっていた子が神奈川の音大に入学して、入学祝いにっておばあちゃんが百万もするオーボエを買ってくれたそうです。
それなのに、周りのレベルに圧倒され彼女大学を一年で辞めてしまい大阪に戻ってきたようで・・
オーボエもクローゼットの中にしまいぱなし。
何でもオーボエってこまめに手入れをしないと割れたりする繊細な楽器なんだそうで、それなら使ってくれる人に譲る方がいいのではと考えて応募したそうです。そして少しでもおばあちゃんにお金を返したいと。
最初おばあちゃんは、孫が大学辞めたことには何にも言ってなかったけど、オーボエを売ることには反対してたようで「怒る！」と即答。
でも孫と2人きりで話して、どうしてオーボエを売る方がいいのか理由を聞いて納得してくれました。
孫ちゃんが「大学辞めるって聞いてどう思った？」と尋ねると「可哀想だと思った」と答えました。
そして謝る孫に「過去のこと！全て過去のことやんか！」と・・・
過去は変えられないからと
そして若い頃の苦労は買ってでもしろと。
この２年近く子供のことで私もメッチャしんどい日々が続き、「何で、何でこうなった？」とばかり思う日々でした。
子供にこう言ってやれる私だったらどれだけ子供も私も気持ちが楽になっただろうと。
済んだことを悔やんでも仕方ないのにね。
ホントそうだとおばあちゃんの言葉にハッとさせられました。
このおばあちゃんオーボエ買った当時も既に70越してて、なのにパートで貯めたお金で100万もするオーボエ買ってくれたそうです。そのパートも両手でコンクリート入れた🪣を運ぶような肉体労働のようで・・
そんな思いをして貯めたお金を使っちゃたんだなと。
結果はオーボエは30万程の値しかつかなかったけど、この孫ちゃんはお金の有り難さを身に沁みて感じてるはずで一生おばあちゃんに感謝して生きていくだろうなーと
それなら100万は高くない買い物だったのかもしれないなと思いながらひとり車の中で泣いてました。
いい話でしたー
