またまたチケットが手に入ったのでミュージカルに行ってきました。
「GYPSY」という大竹しのぶさん主演の1959年に初演らしい歴史あるハナシ
全く題名すら知らず。
簡単に言うと毒親と、そこから離れて成長する子供の話です。
目当ては勿論大竹しのぶさん。
お初です。
ネタバレなしで感想を・・(辛口です)
正直パッとしなかった。
私が好みでなかったのは
「歌がほぼセリフに載せて歌うタイプで、心に残るメロディラインがほぼなかった」
「歌うのは大竹しのぶさん他ほんの数名で、私の好きな大勢での合唱みたいなものがほぼない」
みんなで歌い上げる歌があるミュージカルがやっぱり好きです。
Les Misérablesの民衆の歌とか、こないだ見たSPY×FAMILYでは、イーデン校の歌とかがよかった。
あと致命的だったのが、大竹しのぶさんの歌声が好きになれず。
確かに普通のセリフは凄い。
この役を他の誰がするかっていうと思い当たらない。
還暦超えた人がこれだけのボリュームのセリフ(しかもかなり早口)をほとんど噛むことなく言えるのはただただ凄いと思います。
どうやって暗記してるんだ?
娘役の元坂道のグループの生田絵梨花さんはとても良かった。
歌声も好きだし、後半はとても感情移入ができた。
でもストリッパー役のお姉さん方の歌声が結局一番良かったという・・・笑
そんな感じでございました。
私はそういう訳であまりお気に召さなかったんけではあったのですが、最後はスタンディングオベーションでした。
何度もカーテンコールに応える大竹しのぶさんとか見てて、これって麻薬みたいなものできっと一度味わうと忘れられないんだろうなとここ数日の騒ぎをどうしても思い出してしまいます。
夜のテレビを見ていて交流のある三谷幸喜さんが「猿之助さんに対して怒っている」と。
才能もあり、これからの歌舞伎を背負っている人で、それは自分でもわかっていたはずなのに、どうしてこういう決断をしたのかと。
これから生まれる作品が全てゼロになってしまったと。
同じ舞台人として思うことは色々あるんだろうな
キャナル劇場はホントに久しぶりです。
昔ここが劇団四季の常設会場だったときはよく作品を見させてもらいました。
子供は覚えてるか怪しいけど、色んなミュージカル連れて行きました。
美女と野獣とか、サウンドオブミュージックとか、ライオンキングとか・・
なんとも複雑な気持ちで舞台をみました。
今後も素晴らしい舞台に出会えますように。